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茨城県森林組合連合会

今月中旬にも一般競争公告/原木市場移転改築

2010/04/03 日本工業経済新聞(茨城版)

 県森林組合連合会(県森連)は、宮の郷工業団地(常陸大宮市)に計画する原木市場(大宮共販所)移転改築工事の一般競争入札を、今月中旬にも告示したい考えだ。県央以北の単体業者が対象となりそう。㈱柴建築設計事務所(水戸市泉町)による設計も詰めの段階。工事は造成、管理棟や休憩所兼作業所の建設など。総事業費は土地や設備も含め6億6960万円。ことし9月末の竣工を目指す。

 原木市場は、木材乾燥施設やラミナ製材工場、プレカット加工施設とともに、宮の郷工業団地の画地№13(6・4ha)に建設を計画。同画地のうち、原木市場は敷地2・3haを想定し、そのうち1・8haに整備を見込む。

 原木取扱量は最終段階で年間5万立方mに固まった。

 工事は、造成して、木材のストックヤードや原木仕分装置などが置ける場所を確保するほか、W造平屋建ての管理棟や休憩所兼作業所などを建設する。

 なお、原木仕分装置の購入先は㈱シーケイエス・チューキ(広島県福山市)に決めた。

 昨年11月に㈱柴建築設計事務所へ委託した設計は、一度仕上がった設計に再度修正が加えられており、詰めの段階を迎えている。

 このペースで進めば、今月中旬にも工事の一般競争入札が公告される。参加業者には県央から県北の単体業者を対象とするもよう。5月連休前後の業者選定を見込んでいる。その後、9月末までの短期間で竣工を目指していく。

 総事業費は土地や設備も含め6億6960万円で、うち10分の8にあたる5億3595万6000円が国、県から補助される。

 なお、関連施設である木材乾燥施設は八溝多賀木材乾燥協同組合が工事発注を予定。ラミナ製材工場は(仮)ラミナ生産協同組合、プレカット加工施設は(仮)八溝加工施設協同組合により、順次、建設が計画されている。



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