北陸地方整備局が新潟市で整備を計画する国道8号「逢谷内インターチェンジ(仮称)」の新設と国道49号「姥ヶ山インターチェンジ」の改良では、都市計画素案の縦覧など必要な都市計画変更に向けた準備が進んでいる。順調に進めば11月の県都市計画審議会での承認を経て、12月中の都市計画決定・告示の運びとなる。また5月25日には県庁で公聴会を開催する予定。
まず、新潟市東区逢谷内で計画の「逢谷内インターチェンジ(仮称)」の新設は、周辺地域の開発が近年進んだことから、都市計画道路3・4・513号大平大淵線との交差部に、新潟市中心部方向のハーフICを整備することで、南北方向への連携強化と、交通渋滞の緩和、安全性・利便性向上を図る。
ハーフICの道路幅員はランプ部の幅員が5・5m(車道幅員3・25m。右側に0・75m、左側に1・5mの路肩)。また、IC設置に伴い、既存の側道をICの外側に移設する予定。
新潟都市計画道路の変更では、3・2・502号新潟バイパスの変更区間は、大平大淵線沿線との交差部から竹尾方面側の約420m区間となる。
一方、新潟市中央区姥ヶ山にある「姥ヶ山インターチェンジ」は、弁天橋2丁目区間を除いて全線が嵩上げされ、沿線地域からは付近のICよりアクセスする構造になっていることに加えて、鳥屋野潟南部の開発、大型ショッピングセンターの出店により、既存のオフランプでは交通の妨げになり、交通事故も発生している状況にあるため、今回ICの改良を行う。
詳細設計は開発技建(新潟市中央区)が担当。
今年度は、主に「新潟バイパス逢谷内IC(仮称)改良工事」3件を計画し、いずれも第2四半期中の発注を予定する。
IC改良にあたっては、沿線家屋等への影響を極力避けるため、新潟市中央区山二ツ側にルーフランプ(姥ヶ山IC方向からのオフランプおよび鵜ノ子IC方向へのオンランプ)を設置するとともに、既存の側道をループランプの外側に移設する。
今回の新潟都市計画道路の変更では、3・2・504号および3・3・150号亀田バイパスのうち、国道7号紫竹山ICから福島方面側への約2・1㎞区間が対象。また、交差する3・3・575号鳥屋野潟南部東西線と3・3・588号姥ヶ山本所線に関して、構造変更に伴う影響区間を変更する。
改良施工方法検討業務は先端建設技術センター(東京都)が担当。
今年度は構造物詳細設計のほか、事故対策の建物調査等や土地評価業務の実施を予定している。
















