高田中心市街地の活性化に向けた検討を開始した上越市は22日、『交流が広がるまちづくりワーキング』の初会合を開いた。同ワーキングは、市内外からの来訪者の増加をさせる方策の検討が目的で、今月27日に開かれる高田中心部再生会議のワーキング・グループとして、先日、開催された「まちなか居住ワーキング」や「大和撤退後のまちづくりワーキング」とともに、高田中心部の活性化の方向性を探る。
委員には、高田地区の商店主やNPO法人、学識経験者のほかJR高田駅長も参加し、座長は、上越商工会議所青年部の野本幸氏が務める。
初会合では、フリートーク形式により、高田中心市街地の現状と課題を共有した。
委員からは「駐車場の数が少ないことや有料であるため、郊外に人が流れる」とする意見が出されたほか、今年から上越に戻ってきたという委員の1人は「帰ってくるたびに、年々まちがすさんでいくのがわかり、寂しい思いがした」と語った。
ただ、「高田のまちの観光資源に伸びはある」とする点では、委員の意見が一致し「来訪者を向える準備が足りていない」と指摘した。
今後、同ワーキングでは、8月まで、月1回程度の開催を予定し、来訪者の増加に向けた提言書をまとめる。
【写真=現状と課題を共有した】