東金市は12日、山武郡九十九里町と共同で整備する「東金九十九里地域医療センター基本設計業務」の公募型プロポーザルで、久米設計(東京都江東区潮見2-1-22)を特定したことを明らかにした。3月20日の第2回選定委員会で参加表明者9者の中から4者を選出し、今月9日の第2次審査で設計候補者を特定した。次席者は佐藤総合計画。また、第2次審査に残った4者は上記2者のほか、石本建築事務所、山下設計。今後、正式に委託契約を締結し基本設計に入る。
業務の履行期限は11年1月25日。事業スケジュールは、基本設計完了後に実施設計に入り、10~11年度の2か年で実施設計を行い、11年度に着工する。工事は13年度までの3か年で、14年4月の開院を目指す。
同センターの建設場所は同市のテクノグリーンパーク内で、丘山台三丁目6番1、6番2、7番1の一部、7番2地先。敷地の全体面積は約8万㎡で、このうち約4万9500㎡を使用する。
施設は、病院本棟が約2万5120㎡(314床、うち救命救急センター20床)、医師看護師宿舎が約1530㎡(計45戸)、保育所が約240㎡など、合計で約2万8190㎡。総事業費は約125億7100万円で、うち建設費には82億8800万円を見込む。
なお、第2次技術提案書は今月26日まで同市企画政策部医療センター推進課で縦覧している。また、技術提案書を提出した4者の委員会による講評は市のホームページに登載する予定。