企業局の予算総額は、1、215億217万6、000円となり、対前年度比2・9%の伸びとなった。このうち、収益的支出555億1、396万1、000円(対前年度比8・5%減)、資本的支出は659億8、821万5、000円(同15%増)。
会計別事業費は、電気事業15億694万3、000円(4%減)、工業用水道事業30億3、055万8、000円(12・2%減)、水道用水供給事業1、008億8、671万8、000円(6・5%増)、地域整備事業160億7、795万7、000円(12・2%減)
新規事業および重要施策のうち、新三郷市浄水場に導入する高度浄水処理施設整備16年度、基本設計に着手。予算額は4、350万円。
従来の沈でん・ろ過方式に新たにオゾンと粒状活性炭による処理を加えるもので、17年度実施設計、18~21年度の4か年で整備。22年度の稼働を目指す。
PFI事業による大久保浄水場排水処理施設などの整備・運営費では39年度までの債務負担行為を設定。限度額は448億8、589万6、000円に契約期間中の物価および金利の変動による影響額を加減して算出した額とする。
また、2年次目となるPFIアドバイザリー業務は1、764万円を設定した。
事業概要は、日量、上水道130万立方mおよび工業用水道9万3、000立方mの浄水処理によって発生する泥水を濃縮、脱水、貯留する排水処理施設と、停電時に保安電力などを供給する、24時間連続運転可能な非常用電源施設を整備。
滝沢発電所建設事業は16年度、機械電気設備工事を発注。内容は水車、発電機の製作据付け。工期は19年度まで。工事費、負担金など含めた予算総額は3億749万2、000円。
事業最終年度の吉見浄水場建設は、導水路制水ゲート室委託、地下水観測、地盤変動調査などを委託。