(社)新潟県建築士会(田辺仁会長)は20日、新潟市の新潟東映ホテルで平成22年度総会を開催し、21年度事業報告・決算など7議案を承認した。
今年度は役員の改選期。川ノ口信一副会長が昇格し、新会長に就いた。副会長は、廣田敏郎氏が続投となったほか、新たに池田登実男氏と清水龍一氏を選任した。
あいさつで川ノ口新会長は、専攻建築士制度およびCPD制度推進について触れ「指名参加要件にCPDが加わる例が増えてきており、我々もオープン化に向けた検討をおこなっていく。その上で、会員にメリットがあるよう、魅力ある仕組みづくりが大切になる。業界の発展と社会的地位向上に全力を尽くす」とし、関係各位に協力を呼びかけた。
新公益法人については、一般社団法人への移行とし、23年度総会を目途に準備を進める方針。
また、支部長・組織委員長を歴任し日本建築士会連合会長表彰などを受賞した布施重雄氏(三南支部)が名誉会員に推薦され、了承を得たほか、6年間の会長就任期間中、地震などの大きな災害の対応に力を尽くした田辺前会長を名誉会長に推す声があがり、満場一致で承認となった。
総会終了後の表彰式では、功労者として38人が会長表彰を受けたほか、21年度に行なわれた設計競技などの受賞者が壇上に上がり、表彰された。
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作品等の受賞者は以下のとおり(敬称略)。
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競技設計・新潟建築賞設計コンペ【大賞】◇日根要一(新潟支部)【優良賞】◇飯塚雄太(新潟日建工科専門学校)◇山本拓也(新潟工科専門学校)【奨励賞】◇磯田一裕(上越支部)◇伊藤強(新潟工科専門学校)◇菊地麻稀(新潟工科大学)◇石沢緑・村山美香(十日町総合高校)◇山岸咲優(新潟工科専門学校)
◆関東甲信越建築士ブロック会【優良建築物表彰】長谷川敏栄、佐々木康哲、鳥羽寛(㈱植木組一級建築士事務所)
◆優良建築物会員作品【特別賞】中野一敏(NAKANO☆DESIGN一級建築士事務所)
◆感謝状・宇留間ヒサ(佐渡支部)
【写真=7議案を承認した(20日、新潟東映ホテル)】