浦和市が第三セクターで計画している市街地再開発事業『北浦和ターミナルビル(株)』(社長=相川宗一浦和市長)の事業施行認可がおりた。事業期間は十四年三月末まで。年度末に権利変換に着手し、十一年度に施工者を選定し着工する。総事業費は五五億二、三〇〇万円、施設建築費三九億五、一八七万九、〇〇〇円を試算。施設は一三階建て、延べ床面積一万三、五四六㎡、住宅七一戸、店舗、公共施設等を内包する。
『北浦和ターミナルビル』市街地再開発事業は、北浦和駅東口から徒歩三分の好立地で商業、住宅、公共公益施設、駐車場、バス停を一体化し町づくりを進めるというもの。対象面積は〇・三五ha。
二十日に施行認可を取得、今年度末には権利変換、十一年度に施工者選定、同年度下期着工、十四年三月の完成を予定している。
商業系のキーテナントには今年になってクイーンズ伊勢丹の入居が決定している。また、住宅デベロッパーには東京建物が内定していたが参画を見送ることとなり、今後早急に選定を行う。今回の認可取得と立地条件から見てデベロッパーの参画は問題ないと判断している。
建物は地下二階地上一三階建て、建築面積一、三八六㎡、延べ床面積一万三、五四六㎡、高さ五二・八m。
地下二階は駐車場と機械室(延べ床面積一、八三三㎡)、地下一階は駐車場、機械室、駐輪場(同一、八六九㎡)。駐車場は五五台、駐輪場一一六台。
地上部分の床利用は次のとおり。▽一階=店舗と住宅エントランス(同一、二五五㎡)▽二階=店舗(同一、二七六㎡)▽三階=店舗、公共公益施設(同一、三二五㎡)▽四階=住宅、集会室、機械室(同七〇五㎡)▽五階から一三階まで住宅(同五、二三六㎡、住宅合計七一戸)▽塔屋、エレベーター機械室(四七㎡)。
公共施設は北浦和東口領家線(L八〇m、W一五m)、区画街路G八六号線(L九〇m、W六m)、同一一五号線(L六〇m、W六m)、同八七号線(L三〇m、W六m)を配置。
総事業費は五五億二、三〇〇万円。内訳は、施設建築工事費約三九億五、一八七万円、公共施設整備費約四、四四九万円、調査設計委託費二億五、二〇〇万円、土地整備費三、五〇〇万円、補償費八億二、六〇〇万円。
コンサルタントはタカハ都市科学研究所(港区)が参画。