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埼玉県岩槻市

東岩槻駅を橋上化/子育て支援施設は3・4億

2004/02/28 埼玉建設新聞

 岩槻市(佐藤征治郎市長)は25日、16年度当初予算案を公表した。一般会計の総額は、322億円で対前年度に比べ、14・8%の増額。このうち普通建設事業費は29億3、604万円。東岩槻駅整備事業に3か年継続費、総額15億6、000万円を盛り込んだほか、子育て支援複合施設の建設に3億4、386万6、000円を投じる。

 特別会計は、下水道事業30億6、000万円、江川土地区画整理事業6億800万円、南平野土地区画整理事業30億8、480万円など総額248億380万円。公営企業会計を含めた総額は608億1、350万円となった。

 東岩槻駅整備事業は、東武野田線東岩槻駅の開札口が北口しかなく、地元住民や南平野土地区画整理事業の進捗などにより、自由通路を含めた南口の開設への要望が高まっている状況。このため3か年計画で駅舎の橋上化を実施する。

 16年度は駅舎の基礎工などを行い、本体工は17年度から本格化しそうだ。設計業務は、東武鉄道に委託している。

 年割額は、16年度1億6、500万円、17年度8億7、400万円、18年度5億2、100万円。

 子育て支援複合施設は、子育て支援と保育所機能を有する複合施設。既存施設の老朽化などに伴う、建て替え計画に基づき整備する。

 建て替え対象は、市内4園のうち開設年次や老朽度から昭和43年開設の西保育所、同45年の南保育所の2園。先行して整備する保育所や施設規模、定員など概要は明かにされていないものの、実施設計業務を石井桂建築研究所(中央区、電話03-3535-5630)にこのほど委託しており、この中で具体化を図る。

 このほか主な新規施策は、地下鉄7号線新駅周辺地区整備計画策定調査1、000万円、飲料水兼用耐震性貯水槽の新設8、000万円、都市計画図のデジタル化3、700万円などを計上した。



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