北杜市地域課は、旧町村ごとに運用している防災無線の統合整備を進めている。施工業者について、8月にも事後審査型一般競争入札を公告し、9月の議会承認を経て決定する見通しだ。入札を担当する管理課では、参加要件にJVも視野に入れ、発注に向けて詳細を詰めている状況。
同整備は、デジタル2波(小淵沢・長坂地区)、アナログ5波(明野・大泉・白州・武川・須玉)、有線放送1カ所(高根)で運用している防災無線をデジタル波1波に統合するもの。
今年度は、本庁舎に親局、須玉地区に中継局1基、高根支所・長坂支所の通信所の整備。このほか、高根・長坂の2地区において124カ所の拡声子局を設置する。
全体計画によると、22年度から26年度までの5カ年で工事を実施し、27年度の供用開始を目指す。整備内容は、本庁舎に親局、総合支所8カ所に通信所の設置。また、須玉地区において中継局1基や、市内全域に子局359基、増富など難聴地域と考えられる地域に4基のアンサーバック付拡声などを整備する見込み。全体事業費は、13億7118万円を試算。このうち、今年度分として5億2744万5円を22年度当初予算に盛り込んだ。
なお、実施設計業務は平成21年度に、電気興業(東京都千代田区丸の内3丁目3番1号■03-3216-1671)が担当した。