記事

事業者
その他記事(民間)

三井アウトレットパークは来年7月着工へ/木更津商工会議所 金田東進ちょく58.8%、5者が立地計画

2010/07/29 日刊建設タイムズ

 木更津商工会議所(木更津市潮浜1-17-59、荒井弘導会頭)は27日、同会議所内で「(仮称)三井アウトレットパーク木更津金田等事業説明会」を開催した。説明会には同会議所の会員約120人が参加し、木更津市とUR都市再生機構から説明を受けた。また、市から水越勇雄市長、企画部長、経済部長、都市整備部長、UR都市再生機構から千葉地域支社ニュータウン事業業務部長、木更津開発事務所長、事業課長が出席した。

 三井不動産が計画する「(仮称)三井アウトレットパーク木更津金田」については、事業の全体スケジュールが示された。今年4月から基本設計を実施している。年内に基本設計を完了させ、来年1月から実施設計に入る計画。実施設計は2010年度内に完了させる予定で、設計完了後、来年4月に建築確認を申請し、確認が下りるのを待って11年7月ごろに着工する予定。工事は11年度内の竣工が目標で、12年4月のオープンを目指す。

 同事業は、三井不動産がUR都市再生機構が整備する金田東特定土地区画整理事業地内の約2万5000㎡の敷地に、店舗数約200~約250店、店舗面積約3~4万㎡の大型施設を計画。このうち1期計画として約150店、店舗面積約2万5000㎡を12年4月に開業する予定。三井アウトレットパークとしては11施設目で、同パークシリーズでは最大級となる。

 事業形態はファクトリーアウトレットで、テナントはレディス・メンズファッション、キッズ、スポーツ&アウトドア、アクセサリー、ファッション雑貨など国内外の有力ブランドのほか、千葉県南部を訪れる年間約2900万人の観光客にも楽しんでもらえるよう、地元飲食店や地産地消の要素を取り入れた店舗の誘致も検討する。

 同地区ではこのほか、食品スーパーの㈱ベイシアが「(仮称)ベイシア木更津店」(約2.8ha)、ホームセンターの㈱カインズが「(仮称)カインズホーム木更津金田店」(約5.2ha)、家具店の㈱東京インテリア家具が「(仮称)東京インテリア家具かずさアクアシティ店」(約3.2ha)、医療法人SHIODAが塩田病院(約1.7ha)の立地をそれぞれ計画し、12年度内の開業を予定している。

 また、当日はUR都市機構から金田東地区の事業進ちょく状況についての説明があった。それによると、昨年度末の事業進ちょく率は58.8%で、仮換地指定率は53.1%、使用収益開始率は5.9%となった。また、昨年4月に第1期先行移転街区2か所で土地の引き渡しを行い、今年5~6月には新たに2か所の土地を引き渡した。

 金田地区は中野畑沢線等の都市計画道路や上下水道等の都市基盤について11年度末をめどに整備を進めていく。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら