安中市は2月29日、市民の合併に関する意識を高めようと安中市文化センターにおいて「合併問題学習会」を開催した。
高崎経済大学教授の横島庄治氏(NHK部外解説委員、地域デザイン研究所代表)が講師として招かれ、「安中市に求められる合併の実像」を語った。
会に先立ち中島博範市長があいさつで、「新聞やテレビなどで目や耳にしている合併ですが、県内11市においても様々な形で合併の答えを出そうとしております。安中市においても、松井田町と任意協を進めていますが、どうして合併が必要なのかなど、先生の話を聞き、それを自分たちのまちに置き換えて研究していく必要があると思います」と述べた。
学習会では講師の横島氏が、「合併にはそれぞれの意見があるので、一本のテーマで話をすることは難しいが、私は合併推進論者です」とした上で、合併に関する枠組みや、先進事例などをプロジェクターを用いて説明し、「合併の枠組みは、生活圏が合理的であるか、質的向上と社会資本の実態を把握することが重要」などと語った。