越谷・松伏水道企業団は、入札手続きなどの改善に向け、近く『入札契約事務改善検討委員会』を発足する。委員会は事務局長以下、各担当課長で組織され、改善内容や実施時期などを協議する。
同委員会は、越谷市が情報公開と開かれた行政運営、公共工事に対する市民の理解を高めることなどを目的に、設計金額の事前公表や予定価格、最低制限価格の事後公表などを十一月一日以降の指名通知から実施することを受けてのもので、企業団の改善内容も市のスタイルとほぼ同様となるもよう。
検討委では、建設工事に関わる公表情報拡大のほか、これまで未公表としていた業務委託については指名競争入札物件に限り、公表に向けて検討していくという。
実施時期については、『越谷市と足並みをそろえるのは困難』とし、検討委の改善項目がまとまり次第、実施する予定で、早ければ十二月一日、もしくは十一年一月、または十一年度当初を見込んでいる。
十一月一日から実施される越谷市の改善内容は、設計金額が一〇〇万円以上の建設工事と業務委託について、設計金額を事前公表し、入札執行後に予定価格、最低制限価格を公表。また、指名通知後に公表していた指名業者については、入札日の午前九時に公表するよう改められている。