県企業局は新工業団地として計画している『羽生下川崎工業団地』の整備事業で、十一月九日に環境影響評価書作成業務を八社で入札する。
今回の作成業務に約三〇〇日を見ていることから十一年九月までの作業となる。同年度十二月頃には評価書縦覧および詳細内容の縦覧、並行し各施設ごとの設計、十二年度早期に初弾工事を発注するもよう。また、年明けの十一年一月の早期に事業計画案の地元説明会を開く。完成は十四年度。
同事業は、羽生市下川崎および上川崎地内の約四八・八haが対象。南羽生駅から約一・五キロ、東北自動車道羽生ICから約七キロの好立地。
分譲面積は三〇ha、緑地は約七・八ha、道路約五・三ha、公園一・五ha、調整池二・八ha(容量およそ七万t)、公共公益施設〇・二七ha等。
想定業種は、食料品、繊維、衣服、化学、金属製品、輸送機械、精密機械、流通関係等。その他、地域の生活者交流施設も設置する。さらに、昨年施行した容器包装リサイクル法に基づくリサイクル施設も整備する。
給水は羽生市上水道から日量最大一、四〇〇立方mを、排水は自社での処理後に牛の堀排水路へ流す。
総事業費は一九〇億七、八〇〇万円。今年度は一九億八、六八一万円余を計上している。
九年度は準備書作成をパシフィックコンサルタンツ(東京都多摩市)に委託して進めた。