国土交通省は情報化施工技術の一般化で、施工者希望型における総合評価方式の加点の配分について、NETIS(新技術情報提供システム)登録の新技術への加点と同一にする方針を固めた。
総合評価におけるNETIS登録新技術への加点は1、2点で、各地方整備局が各々のガイドラインに則り、独自に運用している。簡易型の場合は30~40点、標準Ⅱ型で50~60点、標準Ⅰ型で60~70点が目安となっている。
一方、情報化施工の導入は工事成績評定点でも加点する。主任技術評価官(出張所長)による考査項目の創意工夫において、NETISに登録されている場合は最大6点で、登録されていない場合は最大2点プラスする。 6点の内訳は、創意工夫における「新技術活用」による加点4点と、「施工」による加点2点となる。
仮に主任技術評価官で6点加点された場合の、100点満点における反映は2・4点の加点となる。
同省では今月、情報化施工の一般化・実用化推進を各地方整備局に通達。トータルステーションによる出来形管理とマシンコントロール(モータグレーダ)技術を平成25年度に一般化することにしている。