県は、新年度から2か年事業で、小瀬スポーツ公園野球場の改修工事に着手する。内容はグラウンドの改修や電光掲示板の設置、夜間照明の設置などで総事業費は10億円余。新年度はグラウンド改修工事等の着工を予定しており、秋口頃からの発注が見込まれる。
甲府市小瀬町地内の小瀬スポーツ公園内にある同野球場は昭和61年に整備されたもので、内野部分がクレイ、外野が天然芝生、グランドの面積は約1万3、091㎡。両翼92m、中堅120mの広さで、観客席として内野の固定(7、931人)、外野部(芝生1万2、000人)を備えるが、夜間照明設備は現在設置されていない。同球場は、県を代表するスタジアムとして、市町村対抗野球、高校野球大会の決勝会場などに利用されてきたが、現在の利用ニーズに沿った施設内容の充実を図るため、改修工事を実施する計画となった。
現時点の計画によると、グラウンド部は排水設備を含め全体を改修。また、スコアボードは現在手書きのものを使用しているが、新たに電光掲示板を設置。ナイターなどにも利用できるように夜間照明(6基)も新たに整備する。
整備は新年度から2か年で実施する計画だが、新年度はグラウンド改修と電光掲示板の設置工事に着手する。年度明けにも改修設計業務を委託。工事の発注時期については、グランド改修工事を10~11月頃、電光掲示板の設置工事を年度末に見込んでいる。また、17年度には夜間照明の整備工事を予定している。