常に情報提供し続けたい
「その時代に合ったベストな住宅を提供したい」と、1000万円均一の注文住宅を展開する千金堂の役員として忙しく飛び回る大美賀さん。「常に与え続けていきたい」と話す。
大美賀さんの言う「与える」とは、「お客様や業者さんに対して、自分の持っている情報を惜しまず提供し、社会貢献していく」こと。一方、「年齢やポジションが上がると周囲のアドバイスを素直に聞けなくなる」ため、「聞き苦しいことを言ってくれる人」の意見に耳を傾けるよう心掛けている。「仲間でありライバル」の加盟工務店に対する関係も同じで、自社の経営・技術面のノウハウは積極的に伝授。「いずれは自分に戻ってくる」という思いもあるが、「利益改善の報告を受けるのが一番うれしい」のだという。
時流に乗る千金堂は、今年中に加盟100社を達成する見込み。このままシェアを拡大すれば、住宅業界に文字通り影響を「与える」存在となりそうだ。