安中市が整備を進めていた「みのりが丘パノラマパーク」が完成したことを受けて1日、開園記念式典が秋間みのりが丘地内の現地で催された。式典には、関係者や地元住民ら約90人が駆けつけ、開園を祝った。
岡田義弘市長は式辞で「秋間みのりが丘地域の皆様をはじめ、市民が待ち望んでいた公園。建設にあたっては関係者のご協力を賜った。また、設計・施工各社には心から敬意を表したい。南北2面の広場からなり、バリアフリーにも配慮した。幅広い年齢層の方々に利用していただけ、憩いの場としても、市外からの来場者との交流の場としても期待している」とあいさつした。
来賓を代表してあいさつした田中伸一・市議会議長は「秋間みのりが丘地区は駅前の宅地化が進んでいる。全国的にも公園の必要性が市民の関心の的となっており、この公園によって地域の皆様の発展を祈念したい」と述べた。
式典では岡田市長らにより銘板石の除幕のほか、カワヅザクラの記念植樹も行われた。また、開園記念イベントとして地元住民と小学生によるグランドゴルフも実施された。
みのりが丘パノラマパークは、長野新幹線安中榛名駅から南へ80mの西毛の山並みが一望できる高台に位置する。地形を生かして、上下2段構成(上段0・8、下段1・1、法面0・6、計約2・5)で整備した。上段は多目的に使えるよう砂舗装、下段は全面に管理しやすい芝を張った。また、法面部を利用したすべり台も設置されている。上下段それぞれに駐車場と東屋を整備し、バリアフリーにも配慮されている。総事業費は約4億円となっている。