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松本市建設業協会

松本市が総合防災訓練/建設事協、水道事協らが参加

2010/09/03 長野建設新聞

 「防災の日」の1日、松本市は第31回の総合防災訓練を梓川小学校を主会場に実施した。

 午前6時30分に糸魚川-静岡構造線断層帯でマグニチュード8の直下型地震が発生、松本市役所の震度計で震度7を観測したと例年と同じ想定で実施。松本市全域で家屋倒壊や火災、山崩れ、道路・橋梁の損壊、ライフラインの被害発生など甚大な被害が発生したとの状況で訓練を行なった。

 ライフライン復旧では、今年も松本市建設事業協同組合や松本市水道事業協同組合、中部電力、松本ガスなどが参加協力。

 松本市建設事業協同組合では、災害危機対策委員会の委員や、市との災害協定に基づく今年の主会場となった梓川地区を担当する第6班(波田・安曇・奈川・梓川)の組合員ら約30人が参加。緊急輸送車両の通行を確保するため、道路を遮断している自動車や倒木などをバックホーやタイヤドーザーなどの重機により除去する訓練を行った。

 また、水道事業協同組合も組合員約30人が参加、破損した配水管を復旧して給水する訓練を行った。

 両組合とも、市との災害協定に基づき組織や緊急時の連絡網を整備するとともに、組合員の人員や資機材状況を把握するなど、いざという時に備えた体制づくりをしている。

【写真=松本市建設事業協同組合の重機による障害車両の除去訓練】


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