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長野県大町市

16~18年実施計画その1/処分場2期に17年着手

2004/03/11 長野建設新聞

 大町市は、同市の基本構想や基本計画の施策を具体化し、各年度の予算編成の指針とする平成16~18年度の実施計画をまとめた。これによると、3箇年の投資的事業費は総額172億2、112万4、000円が示されており、各年度別にみると、16年度=60億6、861万2、000円、17年度=65億2、717万4、000円、18年度=46億2、533万8、000円の内訳。

 16年度の大型事業としては、市民浴場の改築や公営住宅建設、第一中学校全面改築、第3配水池築造などが挙げられる。

 市民浴場は、15年度に実施したプロポーザルによる設計案を白紙に戻し、改めて業者選定を行う。4月早々には方式を定め、年度末までの完成に間に合うよう作業を進めていく考えだ。

 大原団地建替え事業は、15~16年度で4棟目RC造3F12戸の建設を進めている。17年度は同規模1棟の建設を計画しており、本計画には同年度事業費として1億7、400万円が示されている。

 第一中学校の全面改築は、15年度の実施設計経て16年度に着工となる。現在のグランドに校舎3棟と体育館等を建設し、現施設を解体除去した後グランドとして整備する現地改築。新校舎は、校舎棟がRC造で3階建ての普通教室棟、2階建ての特別教室棟と特別・管理教室棟の3棟の構成で総延べ面積はA6、325㎡。これにSRC造2F延べ2、122㎡の体育館と給食棟(延べ約500㎡)が加わる。また、第3配水池築造には1億9、000万円を投入する。

 17年度以降に着手する計画では、最終処分場の第2期整備が注目。17年度に基本計画を策定し、18年度実施設計委託の方針だ。見込まれる事業期間は20年度まで。

 上水道送配水管布設替には7億5、650万円、大町処理区の公共下水道には21億5、572万円、特環公共下水道の常盤処理区には16億5、594万円、同じく仁科三湖処理区には5億3、700万円の3箇年事業費が試算され、管布設替や管渠布設、水処理棟建設などに費用を充てる。

 基盤整備関係では、街路の東町線と曽山観音橋線などのほか、木舟青島線や大町山博線、常光寺山ノ寺線などの路線名が計画に盛られている。

 大町市実施計画の建設関連概要は次の通り。(単位千円)

【計画の実現に向けて】

【市民参画】

◆笑顔と元気あふれるまちづくり事業 16年(まちづくり支援)=15、000 17年(同)=15、000

◆コミュニティ振興対策事業 16年(補助金)=2、313 17年(同)=5、000 18年(同)=5、000

【豊かな自然と共生する快適で美しいまちづくり】

【共生社会の実現】

◆仁科三湖整備計画策定事業 16年(委託)=3、000

【循環型社会の形成】

◆最終処分場第2期整備事業(※~20年) 17年(基本計画作成、測量ほか)=15、000 18年(実施設計)=30、000

◆環境プラント定期点検整備事業 16年(点検整備)=7、000 17年(同)=13、900 18年(同)=13、900

◆環境プラント維持修繕事業 16年(修繕)=7、300 17年(同)=8、000 18年(同)=8、000

◆灰加湿機改修工事 16年=4、000

◆環境プラントコンベア修繕工事 16年(修繕)=7、500 17年(同)=39、000 18年(同)=10、000

◆ばい塵除去装置(バグフィルター)ろ布交換事業 17年(触媒ろ布交換、1号炉)=20、000

◆炉内耐火物打ち替え工事 17年(1号炉)=80、000 18年(2号炉)=80、000

◆し尿処理施設機器点検整備事業 16年(点検整備)=7、000 17年(同)=7、000 18年(同)=7、000

◆し尿処理施設膜分離装置膜交換事業 17年(凝集系膜交換)=26、000 18年(生物系膜交換)=16、000

◆前処理機修繕事業 16年(修繕)=4、253

【国営公園整備の促進】

◆県道あづみの公園大町線(アクセス道路)市負担金 16年=11、475 17年=8、000 18年=8、000

【景観の形成】

◆おたんじょ桜の里づくり事業(※~21年) 16年(植栽維持管理)=882 17年(同)=825 18年(同)=825

◆街なみ環境整備事業(※~20年) 16年(修景補助)=26、000 17年(同)=20、000 18年(同)=10、000

◆地域景観整備事業 16年(補助)=120

【上水道の整備】

◆送配水管布設替事業(※~21年) 16年(送配水管布設替)=276、500 17年(同)=240、000 18年(同)=240、000

◆配水池築造事業(※~21年) 16年(第3配水池築造)=190、000 17年(第1配水池改良ほか)=23、000 18年(稲尾配水池改修)=17、000

◆水道水源保全対策事業(※~21年) 16年(水源池等管理柵設置)=9、000 17年(同)=10、000 18年(同)=10、000

◆電気計装設備更新事業(※~21年) 16年(配水池システム更新)=83、000 17年(配水池計装設備等更新)=12、000 18年(配水池システム新設)=20、000

【下水道の整備】

◆公共下水道事業(大町処理区・総事業費22、620、000※2~25年) 16年(管渠布設、水処理場建設)=805、720 17年(管渠布設)=675、000 18年(同)=675、000

◆特環公共下水道事業(常盤処理区・総事業費9、760、000※6~25年) 16年(管渠布設、水処理棟建設)=479、945 17年(管渠布設)=588、000 18年(同)=588、000

◆同(仁科三湖処理区・総事業費1、320、000※~19年) 16年(管渠布設)=179、000 17年(同)=179、000 18年(同)=179、000

◆合併処理浄化槽設置整備事業 16年(85基設置)=63、770 17年(100基設置)=82、540 18年(同)=82、540

◆公共下水道維持管理 16年(維持管理、公債費)=563、628 17年(同)=603、299 18年(同)=611、479

◆特環公共下水道(常盤処理区)維持管理 16年(維持管理、公債費)=124、804 17年(同)=164、609 18年(同)=184、094

◆同(仁科三湖処理区)維持管理 16年(維持管理、公債費)=7、573 17年(同)=12、704 18年(同)=17、572

◆社南部農業集落排水事業維持管理 16年(維持管理、公債費)=60、947 17年(同)=59、542 18年(同)=58、497

◆浄化槽使用者に対する下水道接続補助事業 16年(補助金)=10、000

◆浄化槽保守管理 16年(維持管理)=14、160

◆下水道認可変更計画変更作業委託 16年=25、000



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