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曽我製粉/ステーションビル

2010/09/30 群馬建設新聞


イトーヨーカドー前橋店の撤退に続き、前橋サティも撤退が決まった。相次ぐキーテナントの撤退に前橋市では、大型商業施設の出店の際の内装工事費に対して補助金制度を設けるなど対策を講じている。イトーヨーカドー前橋店跡については、フレッセイとスズラン百貨店が核テナントとして入ることが決定し、11月19日にはリニューアルオープンすることが決まった。一方、前橋サティについては未だに後継テナントが決まっていないという状態だ。



曽我製粉(曽我隆一社長、前橋市力丸町221電話027―265―1157)は、前橋市表町二丁目内の前橋ステーションビル・エルにおいて外装などの建築工事と給排水の改修工事に着手した。同施設は、イトーヨーカドー前橋店が撤退後、フレッセイとスズラン百貨店が核テナントとして入り、11月19日にリニューアルオープンすることが決まっている。それに合わせて名称も前橋STビルから前橋ステーションビル・エルと改めた。工事は、建築工事が小林工業、給排水工事はヤマトが施工する。また、内装工事については、今後各テナントがそれぞれ実施していく。

同施設は、店舗棟と駐車場棟からなり、店舗棟の規模は、RC造地下1階、地上6階建てで、延べ床面積は店舗棟が2万8860㎡。地下の食料品フロアーにはフレッセイが入り、1階部分にスズラン百貨店が入る。

11月19日には3階までをオープンさせ、4階から上については早ければ来年春ごろにも第2期オープンさせる。2階には物品販売を主体とした専門店街が整備され、3階はサービス・文化を主体とした専門店街が形成させる。具体的な出店テナントについては明らかにされていない。

一方、10月17日に閉店が決まってる前橋サティが入る、リリカを所有しているグンゼ開発(赤木庸二社長、兵庫県尼崎市塚口本町4―8―1電話06―6423―3381)は、サティ撤退後について、「具体的なテナントは決まっていないが、複数社との話し合いは行っている」としており、「可能な限り早急に、正式な契約を行いたい」としている。

同施設の規模は、S造6階建て(RC造地下1階)で、延べ床面積6万3377㎡。


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