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「公共事業見直しが課題」/池口修次 国交省副大臣

2010/10/01 本社配信

 国土交通省の池口修次副大臣は29日の就任会見で、担当分野の課題として真っ先に「公共事業の見直し」を挙げた。また「この中には、高速道路料金の無料化や見直しも入る。道路整備の費用便益評価の見直し、整備新幹線の未着工区間の取り扱いもこれからの課題」と語っている。

 さらに「日本の新幹線や高速道路技術を海外に売り込むことや、訪日外国人を3000万人まで引き上げることも大きなテーマ。交通基本法の制定や建築基準法の見直しも、着実に実現していきたい。国交省には6万人の職員がいる。プロ集団の知識を十分に生かしながら、しっかりした組織運営をして、政治主導を実現していきたい」と抱負を述べた。

 住宅行政に関しては「既存住宅の流通リフォーム市場の環境整備、医療介護と連携したサービス付高齢者住宅供給の拡大、環境にやさしい住宅建築物の整備、耐震改修建て替えの促進、この4つの施策で住宅投資の拡大を促す」との見解を示した。


【略歴】

 池口修次(いけぐち・しゅうじ)参議院・比例(当選2回)。参議院財政金融委員長などを歴任。60歳。



【写真=住宅政策についての見解を示す池口副大臣】

住宅政策について話す池口副大臣000669.JPG

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