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ビルメン協会/安全大会を実施

2010/10/07 群馬建設新聞


群馬県ビルメンテナンス協会(村田茂行会長)の安全衛生大会が5日、前橋テルサ内で開かれ多数の参加者が駆けつけた。大会では、安全標語の優秀作品発表、優良安全衛生管理者表彰、ヒヤリハット体験事例発表が行われたほか、特別講演として老年病研究所付属病院の高玉真光院長から「脳卒中を防ぐため高血圧症の予防」について講演された。

冒頭、あいさつに立った村田会長は、「誰でも健康であり、怪我のない日々を送ることが一番関心のあること」とし、自身が胆石の手術の際に脂肪が多く人より手術時間がかかり、その結果入院期間が伸びたと話し、「胆石は仕方がないが脂肪については自分の管理であり反省した。いつも意識していないと、脂肪は付いてしまう。怪我も同じで、他人の話を聞き常に注意することが重要。今日はヒヤリハット事例を聞き、少しでも災害防止に役立て、ビルメンテナンスの職場から災害がなくなるようにしてほしい」と呼びかけた。

続いて来賓として駆けつけた群馬労働局安全衛生課長の小出保雄氏は、自分自身の入院経験を話し、「何をするにも健康でないとできないことが分かった。事故ももちろんだが健康管理に注意してほしい」と述べ、さらに今年に入り全国的に労働災害が増えている現状を説明。「リスクアセスメントを取り入れ危険箇所を事前になくしていくようにしてほしい」と呼びかけた。

本年度の安全衛生標語の最優秀作品は石田夕子氏(テルウェル東日本)の「危ないと思った時に即改善明日に危険を持ち越すな」で、そのほか優秀作品には有坂明子氏(東洋ポリーズ)、古平恵子氏(ファースト・ファシリティーズ群馬)、萩原真理子氏(JR高崎鉄道サービス)、大木邦宏氏(ビル代行)、加藤みなみ氏(ケービックス)の5人が選ばれた。また優良安全衛生管理者には、大島廣好氏(JR高崎鉄道サービス)、新井正子氏(東朋産業)、渡部亜矢子氏(ビル代行)、湯浅一雄氏(東朋産業)、青木務氏(ビル代行)の5人が選ばれた。

表彰状授与に続いて、ヒヤリハット体験事例として、斉藤真尚氏(東朋産業)と松村康平氏(オオラ美装)の2人からそれぞれ発表が行われた。

休憩の後には、特別講演も開かれ、高玉氏のユーモアを含んだ講演に、参加者らは時に笑い声を上げながら聞き入り、充実した時間を過ごした。


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