記事

事業者
千葉県海匝地域整備センター

銚子連絡道路、匝瑳市で地元調整/JR横断橋はいであで詳細設計完了

2010/10/07 日刊建設タイムズ

 県海匝地域整備センターは、銚子連絡道路で整備区間に指定されている横芝光町~匝瑳市間のうち、匝瑳市区間で地元調整を進めている。地元からの要望を受けて部分的な修正設計を行っている。今年度は匝瑳市高野外地先の約1.5kmで道路の高低差を調整。オリエンタルコンサルタンツ(千葉事務所:千葉市中央区新田町5-1)の担当で予備修正設計を実施している。また昨年度は、JR総武線を横断する橋梁の詳細設計を実施。設計はいであ(本社:東京都世田谷区駒沢3-15-1)が担当した。

 横断橋の架設場所は山武郡横芝光町宮川地先。橋梁の規模は橋長64.6m、幅員10.37m(車道2車線3.5m×2、路肩1.25m)。上部工の形式は鋼単純非合成2主細幅箱桁橋。

 このほか橋梁では県道八日市場栄線の横断があり、06年度に予備設計を和合建設コンサルタント(千葉市中央区末広1-1-4)に委託している。

 同事業の事業区間は、銚子連絡道路1期終点の横芝光ICから主要地方道八日市場野栄線までの約4.7km(山武郡横芝光町区間約1.37km、匝瑳市区間約3.36km)。幅員は9.5m(車道3.5m×2車線、路肩1.25m×2)の計画。交差部はJR総武線と県道八日市場栄線の横断橋や大利根用水路、大布川の横断などがある。

 銚子連絡道路は、首都圏中央連絡自動車道などの高規格幹線道路を補完する地域高規格道路として計画。全体計画は銚子市~山武市松尾間の約30km。

 このうち、千葉東金道路と接続する一部区間の「山武市-横芝光町間」の6.1km区間が96年8月に地域高規格道路の整備区間の指定を受け、97年度に国庫補助の採択を受けて事業に着手し、松尾横芝ICから横芝光IC間が昨年3月25日に完成し供用を開始した。横芝光町-旭市間約17kmは2000年12月に調査区間に指定された。

 横芝光町~匝瑳市間は04年3月に整備区間に指定され、県が04年度から必要な調査を進め、08年8月に都市計画変更案の縦覧を行い、県都市計画審議会の承認を得て、08年11月9日に都市計画決定した。

 また同事業区間のうち、銚子市三崎町~旭市八木間の約5.2kmについては、県が国道126号道路改築事業で実施し、旭市内の約1km区間は、旭市が市道01-031号線整備事業として整備する計画。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら