既存の町民体育館の老朽及び狭隘化に伴い、町民の新たな活動拠点として多目的ホールの建設を計画している鬼石町教育委員会は12日、建設工事を通常の指名競争により入札、大林組(東京本店)が5億7200万円で受注した。工事請負締結議案は3月議会へ上程し、正式契約を交わす。
建設地は旧鬼石中学校跡地の敷地約8100㎡。建物の地下部分はS造一部W造、地上部分がRC造で延べ床面積は約2300㎡。主にホール1(バスケットコート1面など)ホール2(コンサートや講演会、観劇、卓球、ダンスなどに使用)、管理(ミーティングスペース、事務スペース、トイレなど)の3棟からなり、それぞれが緩やかなカーブを描きながら近くに集合する一体感のある平面計画。ホールの主要な部分の架構は木(集成材)と鉄のハイブリット構造とし、床やその他の内装にも木を使用。また、建物は基本的にガラスに覆われどこからでも広場全体が見渡せるようになっている。