松井田町立九十九小学校の改築工事を計画している同町教育委員会は、設計業者の選定を標準プロポーザルにより15日、最優秀者を(株)アルコム(東京都港区南青山4-15-8電話03-3423-6331)に決定した。新年度予算に業務委託費を計上して正式に契約を交わす。プロポは指名7者により実施され、12日にヒアリングを開催、事務所・主任技術者等の能力や過去の実績、実施方針などの取り組み意欲のほか、地域開放型で小規模校の特色が出せるか、コスト面に配慮し、温もりある木造校舎になるか-など全11項目について審議された。
同町下増田地内にある九十九小学校は、昭和37年に建築された校舎で、W造2階建て延べ床面積約2000㎡となっており、横長の校舎に付帯施設としてトイレが2か所、公仕室、特別資料室(旧給食調理室)などを北側に備えている。平成11年度に同町内部職員により、耐力度調査を実施、その結果では、耐力度はあるが、築年数が経過していることなどから、13年4月1日よりスタートした同町の総合計画に校舎改築事業の計画を盛り込んだ。現段階では、既存校舎の北側に配置されている付帯施設を解体、同位置へと新校舎を建設する計画で、規模はRC造2階建て、延べ床面積2500㎡を想定している。
工事は、17年度の単年度事業として新校舎建設、既存校舎の解体工事を発注する方針だ。
参加者は次の通り。
▽アルコム(東京都)▽日本技研(同)▽山田守建築事務所(同)▽勝山工務所(前橋市)▽山田工務所(同市)▽石井設計(同市)▽福島建築設計事務所(同市)