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三井副大臣「削減目標は達成」/公共事業予算圧縮に反発

2010/11/02 本社配信

 国土交通省の三井辨雄副大臣は1日の定例会見で、事業仕分けにより道路や治水などの公共事業予算を10~20%圧縮するよう判定されたことに反発した。

 三井副大臣は会見の冒頭から「国土交通省としては、今年度に15・3%の削減を行った。民主党マニフェストの4年間の削減目標は1・3兆円だから、既に達成している。更に来年度に向けて大幅な削減を行えば、地域の生活や経済に大きく影響を与え、大変心配。政務三役が議論して概算要求を必要なものとして提出していることからしても、このベースをまずは堅持する」と強調した。

 このほか八ッ場ダムの件で、6日に馬淵大臣、津川政務官と現地視察することを明らかにした。

 10月25日の1都5県知事共同声明の中で「国土交通大臣は、早急に現地を視察」して、「地元が疲弊している深刻な状況を十分理解」するよう求められたことも受けての対応。

 三井副大臣は「現地の状況をあらためて、的確に把握する目的」と話している。

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