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12月完成目指す/オガ粉製造施設の建設/常陸ウッドリサイクル協同組合

2010/11/05 日本工業経済新聞(茨城版)

 吉成運送㈱(常陸太田市)の吉成眞一社長が代表理事を務める常陸ウッドリサイクル協同組合は、宮の郷工業団地に程近い常陸大宮市富岡地内に、オガ粉製造施設の建設を計画している。鈴木建築研究室(常陸大宮市富岡)が設計、㈱進栄(常陸大宮市田子内町)が施工。12月着工を目指す。

 このオガ粉製造施設は、同施設を整備することで未利用木質資源を活用した畜産農家などへ、オガ粉を供給するもの。

 建設予定地は宮の郷工業団地から北西に位置する場所。同団地に整備が進む原木市場の関連施設で、伐採した際の未利用資源をオガ粉にして畜産用敷料などに再利用する。

 現地では、すでに盛土造成と進入路の整備が完了。そして、このほど鈴木建築研究室による設計の建築確認がとおったことから、近く進栄で着工予定だ。施設規模はW造平屋建て延床面積約600㎡。

 常陸ウッドリサイクル協同組合の吉成代表理事は、一年当たり3万立方mのオガ粉製造を目指したいとしている。

 なお、今回の施設整備に際し、県では県産材を活用してもらう観点から木材利用促進施設整備事業として費用の一部を助成。

 総事業費が1億303万5000円で、うち4601万4000円が助成される。


【写真=建設予定地】

オガ粉製造施設予定地010508.JPG

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