松本市建設業協会(宮﨑正博会長)に11日、日本の道路建設などを学ぶために来日したロシア道路建設業協会の視察団(リージャ・シェヴェレヴァ団長)が訪れ、宮﨑会長や大蔵治副会長らと意見交換を行なった。
視察団は道路建設関係者4人、建築関係者2人の計6人。市建設業協会の目的や活動内容、工事受注の仕組み、建設会社での女性就業率などについて質問。道路の建設では1m当りの単価、材料の単価や調達方法、維持修繕の割り合い、検査は何時・誰がするかなどの質問がされた。このうち「日本での道路建設などでの問題点は」と質問され、宮﨑会長は「用地買収が難航して整備が進まないこと。また、この地区では冬期の管理」と答えると、ロシアでもこの頃は用地買収に苦慮しているなどとしていた。
協会では、昨年から市と連携してロシアからの視察団受け入れを行なっており今回2回目。一行は9日に来日、10日には茨城県つくば市の土木研究所を視察している。
【写真=視察団(右)に協会の概要などについて宮﨑会長が説明】