加茂市中心市街地から国道8号線へ抜けるルートの慢性な渋滞解消を目的に、県三条地域振興局地域整備部が、整備を進めてきた主要地方道長岡栃尾巻線区間内の『加茂大橋』が開通の日を迎え、今月4日に現地にて、渡り初めが挙行された。
渡り初めでは、泉田裕彦新潟県知事をはじめ、小池清彦加茂市長、佐藤邦義田上町長らによるテープカットやくす玉割りで、新たな橋の完成を祝った。
また、加茂大橋右岸側橋詰には、多くの市民が集まり、一般供用開始となる午後3時30分を前に、同橋の完成を待ちわびた人々で、しばしの間、橋は渋滞した。
悪天候の中での式典であったが、渡り初め直前には、青空が広がり、大きな虹が架かるなど、式典に花を添えた。
主要地方道長岡巻線は、加茂市中心市街地と新潟市須田地区を結ぶ延長L3030mのバイパス事業で、信濃川、加茂川を横断する五反田橋、保明大橋の慢性的な渋滞解消を目的とする。
同事業区間内に架かる加茂大橋は、延長L505・8m、幅員W12m。平成12年度の工事着手から34億円の事業費を投じ、約10年の歳月を経て完成の日を迎えた。また、加茂市の負担により、橋の高欄に擬宝珠を配するなど、北越の小京都といわれる同市をイメージしたグレードアップ工事が図られている。
【写真=50人によるテープカットや渡り初めで開通を祝った】