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国土交通省/馬淵大臣が辞任会見

2011/01/18 本社配信


 14日で辞任することが決まった馬淵澄夫氏は14日、会見を開き、これまでの取り組みなどを振り返った。馬淵氏は、現在進められている、社会資本整備重点計画の見直しや交通基本計画、また建築関連の法体系の整備などについて、「組織として取り組んでいるもので、今指示を出していること、積み上げてきたものは、大臣が変わっても推進してほしい」と国土交通省の取り組みとして継続されることを希望した。また、八ツ場ダムの問題にも触れ、住民との意見交換の場がつくれなかった点について、「残念の一言。しかし、八ツ場の問題も行政の継続性が重視されるもの。新大臣になっても方向性を踏襲して取り組んでほしい」と述べた。

 さらに、地方の建設企業に対して、「ようやく改革の緒に就いたところ。低成長の中、どのようなすみ分けを行い、市場メカニズムを重視しながら、秩序を保つべく所管省庁が大きな課題に取り組んでいる。国土交通省としても、逃げずに課題に取り組んでほしい。地方の建設産業の皆さんにもしっかりと今後の取り組みを監視してほしい。私も地方の再生、地域の再生には心を砕いていきたい。ときには私にも声を届けていただきたいし、私も一議員としてがんばりたい」とコメントした。


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