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国土交通省関東地方整備局(建設)

環境影響評価手続きへ/新山梨環状道路北部区間/補助事業で鶴島地区急傾斜地崩壊対策

2004/03/30 山梨建設新聞

 国土交通省関東地方整備局は30日、16年度予算の概要を明らかにした。同局における新年度予算総額は2兆1、931億7、300万円(対前年度比8%減)で、直轄事業6、317億6、700万円、補助事業1兆5、614億600万円の配分。このうち山梨県関係の補助事業配分は前年度当初比7%減の671億4、800万円となった。

 本県関係の新規事業では国道20号新山梨環状道路(北部区間)で敷島町牛句~双葉町宇津谷間(5k)で調査・設計を進めるとともに、環境影響評価等の着工準備を進める。また、補助事業で鶴島地区急傾斜地崩壊対策事業(上野原町鶴島)が新規に計画される。

 新山梨環状道路北部区間は、地域高規格道路「新山梨環状道路」の一部区間として、甲府市向町付近~双葉町宇津谷付近に至る延長15kの幹線道路として整備を計画するもの。新年度は敷島町牛句~双葉町宇津谷間の延長約5k(4車線)について、当初事業費5、000万円で、調査・設計を進め、環境影響評価の手続きに入る予定。

 鶴島地区急傾斜地崩壊対策事業は、上野原鶴島地内の相模川付近で新規に着手するもので、新年度は調査・設計等に取り掛かる。事業の実施は16~19年度で計画。工事の内容はロックボルト工や現場打法枠などになる模様。

 また、継続の事業では、一般国道52号甲西道路の一部供用(南アルプス~双葉町間)を図るとともに、139号都留バイパス、140号甲府山梨道路の整備促進、内水被害が頻発する釜無川と笛吹川の合流点付近の河川改修、まちづくり交付金を活用した甲府駅周辺地区の整備等を推進する。

 このほか新年度に供用・完成予定の箇所として河川関係で水防対策特定河川事業(富士川)、直轄砂防事業大春木砂防堰堤群(富士川水系早川)、道路関係では国道20号竜王拡幅(1・5km部分暫定供用)52号甲西道路(6・0k部分完成)、137号上黒駒バイパス(3・4k全線完成)、139号深城バイパス(2・1k全線完成)、国道411号上萩原2期バイパス(1・1k部分完成)などが予定される。



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