国土交通省は30日付けで、新山梨環状道路北部区間約15kのうち、敷島町牛句から双葉町宇津谷地内の約5kを新規着工準備箇所となる整備区間に指定した。同一部区間の全体事業費には、353億円を見込んでおり、事業主体の関東地方整備局では2~3年後の事業着手に向け環境影響調査や都市計画決定の手続き等を進める。また、同道路の東部区間約7kが調査区間に指定され、これにより全路線が具体化することになった。同区間は県が事業主体となると見られ、今後整備を進めるにあたり、ルートの決定、整備手法の検討、環境影響評価等の調査を行うほか、都市計画決定手続きに向けた準備が進められる。
新山梨環状道路は、西部区間(約10km、中部横断自動車道を利用)、南部区間(約9k)、東部区間(約7k)、北部区間(約15k)からなる全体延長約41kの道路で、甲府市近郊を一周する高規格の道路。
平成6年に全線が計画路線の指定を受け現在、南部区間、西部区間の整備が進行。南部区間では、平成13年に富士川渡河部2kが開通しているのに加え、今秋には南アルプスICと接続する若草工区間約1・9kが開通を予定し、平成18~19年度の全線開通を目指す。また、西部区間では、平成14年に白根IC~双葉JCT間7km、3月には南アルプスIC~白根IC間3kも開通済み。
一部が整備区間の指定を受けた北部区間は、甲府市向町付近を起点とし、甲府市北部地区、敷島町を経て双葉町岩森付近に至る延長約15kの幹線道路。甲府都市圏の環状道路の一部として機能するとともに、中央道・中部横断自動車道・西関東連絡道路等とともに同都市圏の骨格となる幹線道路網を形成する。
同区間を整備することにより、甲府圏域内の朝夕の慢性的な交通渋滞が緩和され、特に渋滞の激しい国道20号や甲府敷島韮崎線の機能回復が図られるほか、定時制確保による主要な観光地の相互連絡強化や、地場産業施設へのアクセス性向上など観光産業や地場産業への支援により地域活性化に寄与する。
関東地方整備局では、同区間のうち、敷島町牛句(金石橋付近)から双葉町宇津谷地内(塩川大橋付近)の約5k(4車線)が整備区間に指定されたことを受けて、今年度5、000万円の事業費で調査・設計を進めるとともに環境影響評価等の着工準備を進める。環境影響評価に2年、都市計画決定に1年程度の期間が見込まれ、順調に行けば2~3年後の事業着手となりそうだ。
















