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牛久沼の水質浄化へ/アクションプラン策定

2004/03/30 日本工業経済新聞(茨城版)

 県は、牛久沼の浄化対策として流域の住民や事業所に実践を促すため「牛久沼水質浄化アクションプラン」を策定した。盛り込んだ主な取り組みは<1>高度処理型浄化槽の設置<2>住宅地や事業所の緑化<3>平地林や湖岸の植生帯の保全-など。

 県では、昨年2月に「牛久沼水質保全計画」を策定し水質目標の達成に取り組んでおり、そのための取り組みを身近なところから行ってもらおうと、アクションプランを策定。水質浄化への意識の向上を図っていく。

 プランの主な内容は次のとおり。

◆商店や工場などでの取り組み…汚水の種類に応じた適切な汚水処理施設の設置、浄化槽の定期的な点検・清掃、油タンクや送油施設の定期点検、周辺道路や河川の清掃活動など。

◆農業や畜産業での取り組み…家畜排せつ物の適切な管理・処理、たい肥を利用した健全な土づくり、肥料の使用量を減らすなど。

◆家庭での取り組み…速やかな下水道への接続、高度処理型浄化槽の設置、調理くずや食用廃油を流さないなど。

◆地域での取り組み…清掃活動の実施、ごみ・釣り糸・釣り餌の持ち帰りなど。

◆牛久沼と共生するための取り組み…雨水の地下浸透、住宅地や事業所の緑化、平地林や湖岸の植生帯の保全など。



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