久慈郡里美村が実施する里美中学校校舎改築事業の設計業者が、このほど(株)匠建築研究室(水戸市白梅3-12-3、電話029-226-3833)に決まった。これは先月、基本設計コンペで5者の中から選定したもので、同社は実施設計も随意契約で請負い、今年度から着手する。工事は、17・18年度の2か年継続で実施する見通しだ。
基本設計コンペは、先月1日から同24日にかけて県内業者5者を対象に行っていたもの。
コンペの募集要項によると、建替える里美中学校の規模は、RC造2階建て延べ3515㎡程度とし、当初から話し合われていたW造(地元産材)の活用については、内装に利用する方向でまとまった。
また施設内部は、当初からの予定通りに普通教室6クラスとし、特別教室等を設置する方針。
16年度当初予算には、実施設計費2646万円のほか、中学校建設の基金積立金として2500万1000円を計上した。
既存の里美中学校は、昭和38年頃、大中地内にRC造3階建て延べ床3751㎡で建設。現在の生徒数は約150名。老朽化に伴う建替えにあたり、里美幼稚園や、さとみ保育園と併せた改築計画が浮上していた。同中学校のグランド側には里美幼稚園が建替えられており、このほど隣接して、さとみ保育園が完成した。