富士河口湖町(渡邊凱保町長)は3日、2011年度当初予算案を公表した。このうち、主な建設関連事業では、小立土地区画整理事業費(2億9540万円)、出口線改良事業費(1億377万9000円)、乳ケ崎線建設事業費(8052万円)、いやしの里駐車場整備事業費(1900万円)、道の駅耐震補強・実施設計委託費(250万円)などを盛り込んでいる。
また、11年度が最終年度となる、まちづくり交付金事業については、河口湖北岸地区(総額4億3386万6000円・12事業)、精進・本栖地区(総額1億4711万1000円・6事業)の、計18事業、総額5億8097万7000円が整備投入される。
まちづくり交付金事業のうち、地区別の内訳として、町道六首川線、長崎山さくらの里線及び六首川・中藤川整備費(1億5490万円)、河口湖北岸地区では、大久保賑わい交流広場整備事業費(1億410万円)、梨川もみじ公園及び梨川側道橋新設整備費(4000万円)、長崎山さくらの里公園トイレ整備事業費(3850万円)、湖辺公衆トイレ整備費(1250万円)などを予定。
さらに、精進・本栖地区では、本栖上の原線整備事業費(7230万円)、旧中道往還・精進大杉線整備費(4050万円)、精進湖・本栖湖畔道路街灯整備費(1850万円)、精進居村地区畑造成整備事業費(510万円)などを計画している。
午後1時30分から開かれた会見場で、新年度予算案について渡邊町長は、「新規事業への取り組みは薄いものとなっているが、これまで町が実施してきた事業について、ひき続き継続する予算配分」と、述べていた。
今回公表された新年度予算案については、10年度の当初に比べて、5億2300万円の増(5・2%増)となる、106億1000万円を、一般会計予算として、3月定例町議会に上程する。また、このうちの、普通建設事業費については、12億7481万8000円とし、同比21・2%の増としている。
なお、同町の3月定例会の日程は、今月7日から召集され、最終日は25日までの、19日間を日程とし、新年度予算などの審議が行われる。