農林水産省の食糧倉庫跡地利用を構想する武蔵野市は八月に国有地の用地取得(三、九九二㎡)を完了、民有地(九三九㎡)についても近く取得する。施設内容については、市議会の農水省跡地利用計画検討特別委員会で話し合いが続けられており、年度末には市長へ報告が出される。
事業対象となるのは境南二丁目地内、武蔵境駅南口に位置する国有地。敷地面積は約五、〇〇〇㎡。
施設配置は、緑地(公園)と建築物を半々にすることで土地の高度利用を図る。建築物は延べ床面積一万㎡程度を見込んでおり、中間報告ではA武蔵境図書館B国際交流・協力のための施設C青少年こどもセンターD教育センターEむさしのヒューマンプラザF福祉施設-などが候補にあがった。
施設に関しては、生涯学習・ふれあい交流をテーマに、第三期長期計画の第一次調整計画に掲げられている施策や市長提案も含め、選定。用地取得の際には国に対し、特に図書館、青少年対策、国際間・都市と農村のふれあい交流についての配置を提案した。
当初予算では一〇億円の用地購入費と二、二〇〇万円の基本計画策定委託料を計上。現段階での基本計画策定委託の時期は未定。