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茨城県ひたちなか市

合併以来最大規模の予算編成/勝田駅東口地区市街地再開発事業に16億1590万5000円

2011/04/08 日本工業経済新聞(茨城版)

  ひたちなか市(本間源基市長)は、2011年度(平成23年度)当初予算を公表した。予算は、都市基盤や公共交通の整備をはじめ、福祉・医療の充実、学校施設の耐震化などに配分。JR勝田駅の東口地区市街地再開発事業で、駅前広場や周辺道路の改良工事を実施するほか、学校施設の耐震化に着手する。都市基盤や公共交通の整備では、高野小松原線道路改良工事に伴う測量設計や用地購入、西中根田彦線の用地購入や地盤改良工事を計画している。新規事業では、東海村との広域消防体制を強化するため通信指令システムの改修工事を実施する。継続事業では、学校施設の耐震化整備計画に基づき、市内小中学校の耐震補強工事や耐震補強設計を策定するための事業費13億7000万8000円を盛り込んだ。(●面に予算案の主な事業)



 一般会計は5年連続の増額となる546億2000万円(前年度比10・0%増)とし、喫緊の課題にも取り組むことから合併以来最大規模の予算編成とした。

 また、普通建設事業費は120億9247万6000円(前年度比34・5%増)を投じる。これは、新清掃センター建設事業や小中学校耐震補強事業の増額などによるもの。

 11年度に計画している主な事業は、都市基盤・公共交通の整備関連で、西中根田彦線道路改良事業に1億8300万円を計上。JR常磐線東側の用地購入や建物等の移転補償、西側の地盤改良工事に着手する。

 高野小松原線道路改良事業では、北部地区と東海村との交通利便性を向上させるための測量設計や用地購入、工作物の移転補償を行う。事業費に62000万円を予算化した。

 また、勝田駅東口地区市街地再開発事業に16億1590万5000円を計上。昨年度に引き続きⅠ街区(住宅棟)とⅡ街区(宿泊棟)の建築工事や駅前広場の改築工事などを進める計画。

 安全・環境保全関連では、東海村と共同で建設を進めている新清掃センター整備事業に76億1177万円を予算化。12年度の稼働開始に向け、工場棟、タービン発電機棟、管理棟の建設工事や外構と進入道路の整備を実施する。

 教育・子育て支援関連では、小中学校施設整備事業に8300万円を計上。東石川小、前渡小、津田小、平磯小、勝田第一中で耐震補強工事に着手するほか、佐野小、田彦小、那珂湊第一小、大島中、那珂湊中で耐震補強設計を行う。




【エクセル=予算表】





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