県は11日、4月16日付発令の人事異動を発表した。新土木部長に後藤和正都市局長(59)を起用し、進藤崇土木部長は国土交通省大臣官房付に栄転する。総括技監には鈴木守技監兼下水道課長、都市局長には国土交通省から小野寺誠一氏が転入する予定だ。一方、農林水産部では宮浦浩司部長(43)が留任し、農地局長には定年退職を迎える根本進氏に代わり飯田勤農地整備課長が就任する。企業局では、渡邊一夫局長が留任し、定年の諸橋伸明次長に代わり須藤賢一土木部技監兼港湾課長が起用される。( 面~ 面に主要異動一覧)
本年度の定期人事は震災対策を最優先するため半月遅らせ4月16日付けで実施(一部は4月1日付)。併せて対策に支障が生じないよう本庁正課長以上など43人の定年を4月15日まで延長させた。
今回の異動は平成以降、最小規模で前年度に次ぐ1739人。4月1日の異動53人と合わせると1792人。内訳は、部長級58人、課長級287人、課長補佐・係長級1013人、役付以外381人。防災や原子力、水道など震災対策の業務担当者は異動を最小限に抑制した。
そのうち土木部(部長級)では、部長に後藤和正都市局長、総括技監に鈴木守技監兼下水道課長、都市局長に小野寺誠一国土交通省総合政策局建設施工企画課企画専門官が就任する。
参事兼監理課長には小林俊秀議会事務局議事課長が就任。鈴木俊一用地課長は参事を兼務する。また、森山貢道路維持課長、照沼孝雄河川課長、大津博之営繕課長、浅見秀世都市計画課長が、それぞれ昇格し、技監を兼務する。
下水道課長には大久保幸雄企画部ひたちなか整備課長、技監兼建築指導課長には野澤謙次住宅課長が就任する。
そのほか部長級では、宇野光義技監兼都市整備課長が水戸土木事務所長、坪山克之竜ヶ崎工事事務所長が技監兼常陸大宮土木事務所長、柴沼栄企業局施設課長が技監兼潮来土木事務所長に就任。そして今回から格が上がり水戸と肩を並べることになった土浦土木事務所では、立藏義明氏が所長を続ける。
課長級では、伊藤敦史検査指導課技佐が企画監に就くほか、港湾課長に富永幸一企画監、都市整備課長に藤枝宏之企画部つくば地域振興課沿線整備調整室長、住宅課長に江原秀明県南県民センター建築指導課長。
大子工務所長には木村克宏水戸土木事務所次長兼道路整備第一課長。また、新たに作られた土浦土木事務所つくば支所長に、川又和彦都市計画課技佐兼課長補佐(技術総括)が就任。
そのほか、筑西土木事務所長に清宮洋一鉾田工事事務所長、高萩工事事務所長に澤畠守夫河川課ダム砂防室長、鉾田工事事務所長に小松崎誠土浦土木事務所技佐兼次長兼道路整備第一課長。
竜ヶ崎工事事務所長に小林政弘道路建設課高速道路対策室長、常総工事事務所長に大江幹夫竜ヶ崎工事事務所技佐兼次長兼道路整備第一課長、境工事事務所長に大塚嘉久県西流域下水道事務所長などが就任する。