県森林環境部森林整備課は本年度当初予算に森林整備加速化・林業再生化基金補助金（森林整備）として６億７６４１万２０００円を盛り込んだ。森林整備関係では、同補助金を活用し市町村を始め、ＮＰＯ法人、森林組合、公社など約30の団体らで整備を行う。２００９年度の６月補正予算から３カ年継続で行われていた同補助金だが、本年度で終了となる見通し。

　補助内容は間伐と林内路網整備、森林境界の明確化、里山再生対策で、間伐など森林整備の一層の促進と林業木材産業の地域産業再生を図るもの。昨年度は当初予算に総額７億９０００万円を予算化し、間伐作業の委託のほか、山林の作業道路整備などを進めていた。

　また同課では、当初予算に造林費３億７８７４万２０００円を予算化した。森林の公益的機能の高度発揮や、林業経営の基盤となる森林資源の整備を行う森林所有者に対して助成するもの。その内訳としては▽公的森林整備事業（63ｈ）に１５２４万４０００円▽流域育成林整備事業に（１３４４ｈ）３億３８７６万５０００円▽絆の森整備事業（20ｈ）３１５万６０００円▽保全松林緊急保護整備事業（31ｈ）８８０万７０００円－など。

　このほか、森林整備地域活動支援事業費に３２０４万２０００円、森林病害虫駆除費に４８５１万２０００円、松くい虫被害対策費に９３９万６０００円、昇仙峡松林機能回復整備費に９９４万円、森林吸収源対策間伐推進費に１３０５万円を計上している。