前橋市立第6中学校の新校舎完成を祝う校舎落成式が7日に行われた。
同校は、施設老朽化や敷地の狭隘化などによって天狗岩用水路を挟んだすぐ近くの西側へ全面移転することとなり、その第1弾整備として14年度から校舎の建設に着手していた。
落成式では冒頭、高木政夫市長があいさつに立ち、「新校舎の屋根は、寄せ棟瓦葺きとし、生徒の憩いの場となる中庭には生徒の意見を参考にデザインしました。地域ゆかりの古墳や郷土芸能をモチーフとした6種類の絵を描き、まさに本校は総社、清里地区にふさわしい中学校となった。生徒の皆さんには、新たな歴史をスタートさせるこの校舎で、友情を深めながら勉学に励み、21世紀に大きく羽ばたいてもらいたい」と慶びの言葉を述べた。
続いて、来賓祝辞となり市議会を代表して新井議長が「完成した校舎内には、地域開放スペースが設置されるなど地域の方との調和を大切とした施設になっています。生徒の皆さんには、先輩が残された尊い足跡の上に、さらに新しい歴史を築いて益々発展されますことを祈念申し上げます」と話した。
式典には、このほか市議会議員、教育委員、地元住民、工事関係者ら多数が出席した。
最後に、生徒を代表して立見駿介さんが「いよいよ新校舎での生活がはじまります。学校施設だけでなく新しい橋もつくっていただき、これも様々な人のおかげであり感謝しています。新校舎を大切に使用し、勉強、部活に頑張ることを約束します」とお礼の言葉を述べ、閉式となった。
同校の移転整備は、1期工事として校舎(RC造4階、延べ床面積6011・42㎡)、校庭整備、部室棟建設工事などを施行。
今年度からは2期工事として、体育館、テニスコート、外構等の工事を予定し、3億5100万円を見込んでいる。