分割施行での北鴻巣駅西口土地区画整理事業を計画している鴻巣市は、駅西口開設を最優先と位置づけ、その周辺約9・8haを第1期分割地区で事業化する方針を固めた。
早期の組合設立、事業認可取得へ向けて、当初予算では地区界測量、地質調査など委託費として300万円を計上している。市では今月から、本格的な地権者合意形成に入る構え。
同事業は当初、駅西口の開設と地区全体の整備を一括で行う計画だったが、合意形成が不十分なことと、一括整備による施行期間の長期化などを勘案して、14年度に分割段階型整備方針を打ち出した。
分割事業化案作成は昭和北関東支店(熊谷市、電話048-521-0234)が担当。駅周辺約13・1haの緊急整備ブロック、その南北に位置する住環境整備型ブロック、約2・7ha(北側)と約4ha(南側)。そして、県道鎌塚・鴻巣線西側の沿道活用型ブロック約4・1ha、という3つに区分けした。
なお第1期地区とされた今回の約9・8haは、緊急整備型ブロックを、合意形成が図り易い地区、として更に絞ったもの。