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神奈川県藤沢市

道路整備事業着工へ/藤沢北口駅前地区整備事業

2011/05/07 日本工業経済新聞(神奈川版)

 藤沢市は、平成一八年にまとめた「藤沢北口駅前地区整備計画」に基づく道路整備事業について、二二年度中に用地買収が終了したことを受けて、二三年度から本格着工する。

 藤沢駅から南北方向のシンボルロードとなる「藤沢駅北口通り線」(幅員一三㍍、延長約二四〇㍍)と、東西方向の回遊動線と位置づける「藤沢駅北口東西線」(幅員一三㍍、延長約一〇〇㍍)を築造するとともに、電線共同溝整備を行う。周辺の造成整備では、約三万立方㍍の土砂の搬出が見込まれている。

 総事業費は、用地費(全体の約四〇%)を含めて約三八億円。道路事業は、都市再生整備計画事業(旧まちづくり交付金)を活用する。

 藤沢北口駅前地区整備事業では、交流ゾーン、賑わいゾーン、沿道賑わいゾーンなどとゾーニングを行い、道路と沿道の一体的な整備を推進し、新たな人の回遊を生み出し、北口地域の賑わいの再生を図る。

 賑わいゾーンについては、当初の事業計画が白紙となったが、その後、新たな事業者による複合的開発が行われることになっている。

 また、藤沢市商工会議所が現在地から藤沢駅北口通り線を挟んで反対側に移転新築することも決まっている。移転新築に際しては、市の産業拠点としての機能も備えた複合ビルに生まれ変わるもよう。






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