群馬県建設事業協同組合（青柳剛理事長）は17日、群馬建設会館で第39期通常総会を開いた。役員選任議案などが審議され、満場一致で青柳理事長の続投を決めた。

あいさつに登壇した青柳理事長は「公共投資を取り巻く変化とともに組合のあり方も変わってきており、ここ数年では道路整備事業が大きなウエートを占めるようになってきた。県内一円に張り巡らされた拠点を足がかりに、県下の道路を中心に環境美化に大きく役立っていると自負している。昨年度は初めての試みとして発注者との意見交換会と安全大会を開催した。改めてこの一年で足腰の強い組合としてさらに踏み出していきたい」と述べた。

来賓を代表して、堺浩志・県県土整備部技監は「貴組合には日頃より県内道路の清掃やパトロールを通して安全な道路づくりに特段の配慮を賜っている。東日本大震災の影響で企業経営が厳しい状況が続いている。県としても工事の早期発注など地域に根差した建設産業の育成に努めていく」と大澤正明知事の言葉を代読した。

議事では全議案が満場一致で承認された。本年度も道路清掃やパトロール業務などを通して、県土の快適な環境づくり、道路交通の円滑化と安全性向上を図っていく。