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総会で川崎会長再任/資質向上の重要性訴える/警備業協会

2011/05/21 群馬建設新聞


群馬県警備業協会(川崎弘会長)は19日、本年度の通常総会を高崎市にあるニューサンピアで開き、任期満了に伴う役員改選では、川崎会長(群馬綜合ガードシステム社長)を再任したほか、新たな副会長に猪熊政和氏(セコム上信越前橋統括支社顧問)を選任した。

冒頭、あいさつに立った川崎会長は「被災者のことを考えるなら、一日も早く日常にもどり、経済、生産あらゆる分野で『励む』ということをしなければならない。元気な人が行動する以外に道はない」と、自粛ムードを一喝。続いて「あらゆる産業が震災の影響を受けており、特に電力に関して、計画停電の影響は計り知れない。計画停電を避けるには一人ひとりが電力需要のピーク時に『計画節電』をしなけらばならない」と訴えた。さらに「この業界は2005年の警備業法改正により、警備員の資質向上、お客様の安全安心の2つが求められた。わが協会は資質向上に全力をあげてやってきた。これからも認識を新たに全力で取り組んでいきたい」と強調した。来賓には県警本部生活安全部の桑子福一部長ら多数が招かれ、祝辞を贈った。

川崎会長を議長に選出し議事に移り、最初に昨年度の事業報告や収支決算書の報告を承認した後、本年度の事業計画についても原案通り承認した。それによると本年度も県交安委員会からの委託講習や警備員の教育訓練および経営者研修、さらに資格取得のための特別講習を開く計画だ。また、公益法人制度改革について同協会は、一般社団法人への移行手続きを行うことを決めた。

任期満了に伴う役員改選では、川崎会長、村田茂行副会長(東朋産業社長)、相羽正夫副会長(新日本警備保障社長)、山崎松恵理事(国際警備社長)、上田眞吾理事(シムックス社長)、西村茂道理事(上毛警備防疫社長)を再任。新任では猪熊政和氏が副会長に就いた。


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