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メガソーラ導入/菖蒲久喜ラジオ放送所/NHK

2011/06/07 埼玉建設新聞

【久喜市】 NHK(日本放送協会)は2日、夏の電力使用制限対策について松本正之会長の会見で取り組みを明らかにした。放送機能の維持を前提に、契約電力500kW以上の大口需要施設に課せられた15%削減より踏み込んで、20%削減を目標に節電を実施する。

 対象は東京電力管内で大口需要施設になっている放送センター、放送技術研究所、千代田放送会館、菖蒲久喜ラジオ放送所の4カ所。

 具体的には、番組制作を極力電力に余裕のある土日などへシフトしたり、「思い出のメロディー」をNHK大阪ホールで実施するなど。その他、空調系統や電灯、電気機器使用における一層の節電を実施する。

 東北電力管内の仙台放送会館などについては、震災による補修工事を進めるため、15%の削減とする。

 この夏には間に合わないが、恒久的な電力対策として菖蒲久喜ラジオ放送所(久喜市菖蒲町三箇3047-1)に大規模な太陽光発電システム「メガソーラ」を導入する。

 菖蒲久喜ラジオ放送所は日本最大級の放送所で、関東・甲信越を中心に宮城県の一部から愛知県の一部まで、全国世帯数の4割にあたる約2000万の受信世帯をカバーしている。2010年には、10kW用太陽電池発電装置の設置整備をおこなっている。

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