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埼玉県川口市

年度末に提案募集/丸井裏用地の利活用で

2004/04/16 埼玉建設新聞

 民間活力導入による「丸井裏用地」の土地活用を計画している川口市は、川口サッポロビアスクエアの状況、1月に閉鎖した丸井川口店の店舗展開に注視しつつ、年内に企画提案コンペの募集要項を作成する方針。

 年度末ごろに募集開始、というスケジュールを想定しており、17年度早期に審査を開始して、同年度前半には1者を選定する構え。

 丸井裏用地は、栄町1番地区の6、599・8㎡。同市土地開発公社が、平成8年に国鉄清算事業団から3、131・01㎡を、翌9年に日本貨物鉄道から3、468・79㎡を購入しており、現況は駐輪場や駐車場となっている。

 用途地域は商業系と工業系。容積率は400%と200%の2種類で、平均すると約260%の状態。市では今後、用途地域の変更も視野に入れているという。

 同用地の利活用では、「駅周辺の活性化とにぎわいを誘導し、魅力ある景観づくりを図ること」を基本方針に掲げている。企画提案方式による民間活力導入は、財政負担軽減のほかに、土地開発公社の経営健全化計画の一環で浮上したもの。

 提案者の形態は未決定だが、ゼネコン、コンサルタントなどがグループを編成してのプランニングとなりそう。選定は、審査組織を設置して、市民らに情報を公開しながら行っていく。

 なお昨年度の市議会一般質問では、村山議員が「温泉を掘ったらどうか」という独自案を提言した。



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