㈱構造計画研究所(本社・東京都中野区、服部正太社長)は、今年4月1日に東京都が施行した緊急輸送道路沿道建築物の耐震診断義務化に伴い、ビル・マンションの耐震化対策セミナーを開催する。セミナーは建築物の耐震化対策の課題とその解決方法を提案するために開催するもので、「ビル・マンションの耐震化セミナー~緊急輸送道路沿道建築物の耐震診断化にどのように対応するか~」がテーマ。
未曾有の被害を出した東日本大震災。緊急輸送道路を塞いで救急・救援活動に支障をきたした。過去に起きた地震でも耐震基準を満たさない古いビルが倒壊、道路を塞いだ。民間の建築物は未だ多くの耐震性能が不足する老朽化建築物が多く存在しているといわれており、甚大な被害を出さないためにも耐震診断と耐震補強の実施が急務だ。
セミナーは7月9日(土)、同社本所新館(中野区)で開催。13時30分~17時まで(受付開始13時)。定員は100名。定員になり次第締め切る予定。参加費は無料(事前登録が必要)。ビルオーナーやマンション管理組合など不動産所有者を対象にしている。
講師に東京都都市整備局市街地建築部耐震化推進担当課長の吉野敏郎氏が「東京都緊急輸送道路沿道建築物耐震化促進事業」について解説するほか、マンション再生に関する著作が多いノンフィクション作家、山岡淳一郎氏が「マンション再生の道標」(仮)をテーマに講演する。さらに同社構造設計部長の高橋治氏が耐震診断・補強技術の解説と事例紹介などを行う。申し込みと詳細情報はhttps://kke.smartseminar.jp/public/seminar/ view/392