須坂市は、金抜き設計書のうち「人、h、㍑、日、空立方m、掛㎡及び供用日」などの単位数量等を非表示扱いとする『応札者自らの積算を促す発注方式』の試行を決めた。対象案件は建築関係を除くすべての建設工事と工事に係る測量等業務。適用は8月1日以降に公告または指名通知する案件から。
同方式は、応札者が現地や図面を確認し、自らの考えに基づく積算を促すことで、より適正な履行を確保することが狙い。建設工事の場合、金抜き設計書において応札者任意の数量は表示せず、また、任意仮設については一式表示を基本とする。ただし、施工機械の規格の名称・数量等は参考表示する。業務では、積算に用いる技術者の数(人工)等は、設計図書等に表示しない。財政課は「詳細を詰めているところだが、基本的には県の『受注者自らの積算を促す発注方式』に準じた形を考えている」とした。
市は同方式の試行に伴う企業向け説明会を今月14日午後1時30分から市消防本部で開く。参加希望者は11日午後5時までに財政課管財契約係へ電話(直通℡026-248-9016)で申し込むこと。