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国土交通省北陸信越運輸局

実情にあった支援推進/最勝寺潔局長が就任会見

2011/08/12 新潟建設新聞

 先月15日付けで国土交通省北陸信越運輸局長に就任した最勝寺潔(さいしょうじ・きよし)氏が10日、同局で会見を行った。

 最勝寺局長は、鹿児島県出身。1982年東大法学部卒業、同年に運輸省に入省。2004年国土交通省総合政策局建設振興課長、10年同省大臣官房運輸安全監理官を経て、11年から同省大臣官房付を歴任した。 就任のあいさつでは、公共交通の活性化と再生、安全安心の確保、観光振興の3つを軸に抱負を述べた。

 「少子高齢時代における交通弱者の移動手段をいかに確保・維持するか、様々な施策を講じてきたが、本年度から『地域公共交通確保維持改善事業をスタート』させている。地域の実情に応じて、プランニング・支援を積極的に推進していきたい。先日も泉田裕彦新潟県知事、前川秀和北陸地方整備局長と『総合交通問題懇談会』で意見を交わした。今後とも是非協力していきたい。北陸新幹線に関しては、上越と中越・下越の交通をどうしていくかが非常に大きな問題で、この点にも力を注いでいく」。

 さらに「公共交通における安全安心の確保は何といっても、一番の基本。現場を担っている運輸局として、安全上の基準が守られているかチェックするとともに、ハード・ソフトの両輪で安全確保に努める」と述べた。

 観光振興では、観光を通じて交流促進を図るため、国内はもちろん、インバウンドに力を入れることを強調した。



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