戸田市は、上戸田福祉センター再整備基本計画策定に向け、業務委託費499万円余を盛り込んだ一般会計補正予算案を、1日開会の9月定例議会に上程した。同事業は、施設の老朽化から移転新築するもので、2012年度に基本設計、13年度に実施設計をまとめ、同年度の後半に着工する見通し。移転予定地は、上戸田ふれあい広場(上戸田2-21、敷地面積3545㎡)。
同施設の当初の計画上では、上戸田保育園と複合化することも検討していたが、別々に建て替えることに決定した。新施設は、福祉センター・コミュニティセンター・図書館分館機能などを備えた複合施設とする計画。
現施設は、1968年の建設で、RC造3階建て、延べ床面積1890・24㎡。施設内容は、1階に老人いこいの室、機能回復訓練質、男女浴室、ホール、事務室、談話室、2階に講習会室、図書館分室室、茶華道室、料理室、会議室、3階に大・中・小会議室が配置されている。
このほかの建設関係補正予算は、西部福祉センターいこい(美女木5-2-16)の室風呂の給湯ボイラー修繕に243万円余を確保。老朽化と東日本大震災の影響により破損しており、風呂が使用できなくなっている。設備の燃料は重油。施設は1972年の建設で、02年に増築されたRC造3階建て、延べ床面積2074・09㎡。工事発注予定は10月。1~2カ月で竣工する予定。
また、下戸田2丁目に賃貸物件による認可保育所を開設する事業者への整備事業に、1724万円余を補助金を新規計上。家賃や礼金、遊具・椅子・机などの備品購入費が補助される。
さらに、戸一小前交差点改良事業で、用地購入費4704万円、補償金122万円余を設定。
公共下水道事業特別会計補正では、浸水対策工事に1014万円余を追加している。
【写真=老朽化した上戸田福祉センター】